研究課題
基盤研究(C)
脳における時間情報の処理機構を解明するために、視覚刺激呈示時間の三分類課題を遂行中の動物から、大脳皮質前頭連合野と内側運動前野のニューロン活動を記録した。両領野で、刺激呈示期に刺激開始から一定時間後にピークを示す一過性活動と、刺激呈示終了後に刺激時間が長い、中間、短いかの分類に選択的な活動が見られた。これらの結果は、両領野がフィルタリング機構を活用して、協調して時間計測に関わり、時間情報の判断結果を表象していることを示唆する。
脳科学