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2016 年度 研究成果報告書

現代中国の大衆路線と政治的・社会的ガバナンス―社会変動期の党の指導をめぐって

研究課題

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研究課題/領域番号 26360019
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関島根県立大学

研究代表者

江口 伸吾  島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (20326408)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード現代中国 / 大衆路線 / 徳治 / 国民統合 / 人民社会 / ガバナンス
研究成果の概要

本研究は、近年、習近平が進める大衆路線に関して、その政治過程を整理するとともに、グローバル化が進む現代中国において、大衆路線が政治的・社会的ガバナンスに如何なる影響を与えたのかを考察した。
この結果、大衆路線が中国の政治社会に与える特徴として、①徳治主義的な党員教育と政治エリートの統治能力の向上、②反腐敗運動と連動した綱紀粛正の強化とその問題性の露呈、③党員の群衆への奉仕と民生の向上、④ナショナリズムに基づく中国型の国民統合の促進、⑤「公民社会(Civil Society)」とは異なる「人民社会」への移行があげられ、党・国家主導の政治的・社会的ガバナンスの再構築が進んだことを明らかにした。

自由記述の分野

地域研究

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公開日: 2018-03-22  

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