研究課題/領域番号 |
26360036
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研究機関 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 |
研究代表者 |
石田 正美 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, その他部局等, その他 (10450488)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 大メコン圏 / 経済回廊 / コネクティビティ / タイ / ラオス / ベトナム |
研究実績の概要 |
本研究は、大メコン圏の経済回廊の沿道上の異なる国の商人を結ぶうえで何が重要であるかを明らかにし、今後商売の媒介者と成り得る他国の言語を学ぶ学生並びに卒業生の事例をみることで、ヒトの連結性(コネクティビティ)を高めることによる経済回廊の発展を促進する手掛かりを見出していくことを目的としたものである。 当初の予定では、平成26年度は文献サーベイを行い、東北タイとベトナム中部のヒトの連結性を充て、越境商人、旅行代理店、教育機関の調査を実施する予定であった。ただ、その他の業務の多忙により、初年度は、農産物の越境取引やバリューチェーン、流通など本研究と関連すると思われる文献などのサーベイを行うまでに留まった。この点は反省すべき点であり、平成27年度では、メコン地域各国の大学ないし研究機関と協力し、実態調査を実施していくこととしたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
冒頭でも述べたが、その他の業務の多忙により、平成26年度は計画通り進めることができなかった。特に26年度に入って、組織の管理職(開発研究センター長とERIA支援室長)を拝命し、当初予定していなかった程の管理業務が増えた点が大きい。
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は、平成26年度に計画していた東北タイをはじめとする東西経済回廊の国境沿いの調査を実施する。なお、現在現地の研究協力者としてコンケン大学と調整を進めている。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度に予定していた研究協力者との共同研究が実施できなかったため人件費・謝金が発生しなかったことと、研究代表者並びに研究協力者とフィールド調査を実施しなかったため、旅費が発生しなかったこと、フィールド調査に関連した車両借り上げ費が発生しなかったことが理由である。
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次年度使用額の使用計画 |
平成26年度に予定していた研究協力者と共同研究を実施し、フィールド調査を実施することで平成26年度に予定していた分を支出する計画である。
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