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2016 年度 研究成果報告書

近代ドイツのナショナリズムと女性の政治化-植民地問題を中心として

研究課題

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研究課題/領域番号 26360040
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ジェンダー
研究機関奈良女子大学 (2016)
東京大学 (2014-2015)

研究代表者

姫岡 とし子  奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 協力研究員 (80206581)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード近代ドイツ / ネイション / ナショナリズム / フェミニズム / 植民地 / 女性参政権 / ドイツ植民地女性連盟 / 第一次世界大戦
研究成果の概要

本研究は、ドイツ人女性の植民地への移住事業を担った「ドイツ植民地女性連盟」の活動を取り上げ、「女性の領域」でのドイツの優位を説いて、われわれ/他者の構築に積極的に関与したことを述べた。他方で男性上部団体の批判に対抗しながら自律的に活動し、女性の発言権の強化に貢献した。第一次世界大戦末期には、右派ナショナリストの女性たちは、民主化の進展を恐れて女性参政権導入に反対した。階級、民族、ジェンダーは複雑に絡み合っていて、民族や階級がジェンダー問題を進展させることもあれば、後退させることもあった。しかし、ジェンダー間の差異を基盤とするナショナリズムも、確実に女性の政治化に寄与したことを明らかにした。

自由記述の分野

ジェンダー

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公開日: 2018-03-22  

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