政治と選挙は極めてジェンダー化された領域であり、女性と男性は異なる機会や困難に向き合う。大統領のような国のトップリーダーは女性にとって最も高いガラスの天井と言われ、とりわけ男性化されたポジションでもある。本研究では、韓国の初の女性大統領の朴槿恵を事例に、彼女が大統領選挙に当選された経緯と選挙キャンペーンをジェンダー視点で分析し、女性大統領の誕生が議会を含む政治領域における「女性」の代表性にどのような影響を与えるのかを分析した。本研究は、ジェンダーは選挙において中心的役割を果たしたが、朴大統領のリーダーシップは女性の政治的代表性を進展させる効果はなかったことを明らかにした。
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