研究課題/領域番号 |
26360053
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
高橋 裕子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (70226900)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | セブンシスターズ / 女子大学 / アドミッションポリシー / LGBT / トランスジェンダー / リーダーシップ / ジェンダー / 高等教育 |
研究実績の概要 |
平成29年度は、これまで口頭発表してきた内容を以下に記載した通り、本やブックレットに所収される形で出版し、学会関係者を超えてより広い読者層に研究内容を届けることができた。また、朝日新聞や読売新聞等からも女子大学の存在意義と女子の定義について取材を受ける機会が複数回あり、社会に対しても広く発信することができた。そうすることで、より多くの読者からコメント等を受け取る機会が増えた。さらに、STEM分野における女性リーダーシップについてのに共著論文が、Surviving Sexism in Academiaという図書に所収されたことも口頭発表については、2017年6月1日ー4日にホフストラ大学で開催されたバークシャー女性史会議に出席し、ラウンドテーブルで共同発表を行った。また、11月10日-12日にウィンチェスターにおいて開催されたHistory of Education Society UK, the 50th Anniversary Conferenceにおいて基調講演を行った。当該課題と関連のある研究を行っている優れた研究者とネットワークすることが、前半では米国において、後半にはイギリスにおいてできたことはたいへん意義があった。平成29年度末には、屈指のアメリカ女性史研究者であるナンシー・F・コット(ハーバード大学教授)による「女性史の過去と未来」や「結婚と家族制度」と題した連続講演会が名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリおいて開催されたので出席した。個人的に質問しお話を伺う時間も持てたので最新の情報を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
海外出張から得た情報をこれまで報告した内容が適時に出版され、フィードバックも十分に得られている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は8月に開催される国際女性史連盟に出席し、ラウンドテーブルで共同発表を予定している。また、本テーマに関連した講演を複数の女子大学から依頼されているので、そこで得られたフィードバックも今後の研究成果に反映させていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外出張を予定していた通り実施できなかったため、次年度使用額が生じた。残額は、主に2018年8月に開催される国際女性史連盟への出張費に当てる予定。
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