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2018 年度 研究成果報告書

全英女性解放会議におけるジェンダー/人種/階級:「第五要求」形成過程を中心に

研究課題

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研究課題/領域番号 26360054
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ジェンダー
研究機関同志社大学

研究代表者

山森 亮  同志社大学, 経済学部, 教授 (90325994)

研究協力者 ルーシー デラップ  
バーバラ ジェイコブソン  
ジュリア メインウォリング  
スー ブルーレー  
スーザン カーライル  
エレン マロス  
ロジャー クリップシャム  
トニー ローソン  
ジェイン ダウニー  
スーザン アーチャー  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワードオーラルヒストリー / 女性解放運動 / 労働者階級 / 人種 / ジェンダー / ベーシックインカム
研究成果の概要

1970年代英国女性解放運動における経済的自立要求の形成過程において「かき消された声」があったことを明らかにし、この忘れられた実践のなかに、人種と階級による制約を乗り越えようとする試み(のうちの一つ)があったことを跡づけることができた。忘れられた歴史を明らかにしたこの成果は、国際学術誌の最優秀論文賞を受賞(The 2014 Basic Income Studies Best Essay Prize)したほか、イギリス、スペイン、スイス、韓国、台湾、日本で招待講演を行うこととなった。

自由記述の分野

社会政策、フェミニスト経済学、オーラルヒストリー

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意義としては第一に、第二波フェミニズム研究のなかで忘れられた重要な史実を明らかにしたこと、第二にこれまでのフェミニスト経済学の歴史を書き直す内容を持つ「草の根の経済思想」を浮き彫りにしたことが挙げられる。
社会的意義としては第一に、近年とみに注目を集めているベーシックインカムという提言が、フェミニズムとどのような関係を持っているかを明らかにしたこと、第二に日本社会との関係では、子ども手当/児童手当をめぐる政治的混乱のなかで、普遍的現金給付の持つ意味やサービス給付/条件付き現金給付との関係について、フェミニズム運動史研究の立場からジェンダーの視点で評価し直すことができたことがあげられる。

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公開日: 2020-03-30  

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