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2014 年度 実施状況報告書

日本人のリゾートへの志向を考慮したリゾートの再生方策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26360060
研究機関東京工業大学

研究代表者

十代田 朗  東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 准教授 (70226710)

研究分担者 津々見 崇  東京工業大学, 情報理工学(系)研究科, 助教 (40323828)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードリゾート / 発展過程 / 再生 / 長野県白馬村
研究実績の概要

本研究は、わが国のリゾートに関して、再生のための処方箋を提示することを最終目的としている。具体的には、再生したリゾートの事例に関する歴史的史実の分析を通じ明らかにしようとするものである。一年目の26年度は、アンケート調査により、日本人のリゾート観に関する総括的分析を行う予定だったが、予定を変更して、国内のリゾートである長野県白馬村を対象に、リゾートとしての発展過程を明らかにした。
研究手法としては、マーケット側、地域側が実際の観光地において、どのように相互作用するのかを解明するために、現実に起こったこれまでの史実を、双方の視点から解釈していった。特に、白馬村では近年国際化していった史実に注目した。まず、入込み客数、宿泊客数等の推移をみることで発展過程における発見、成長、成熟、衰退等の時代区分を試み、現在、白馬村がリゾートとしてどの段階に置かれているのか把握した。次に、白馬村及び周辺の史実を時系列に抽出し(概略史年表の作成)、地域内の出来事及び周辺環境の変化やニーズの変容に着目し、盛衰の変化要因を抽出した。(内的・外的要因の把握)さらに、空間的・地理的変容を把握した。
その結果、白馬村は外客によって国際山岳リゾートとして再生しつつあること、具体的には、(1)外客入込により観光地全体入込み数が再生しつつある。入込客は長期滞在、多国籍化し、国際リゾート化している。(2)外客入込によって、外国人対応した宿泊施設が増加する事で、国際リゾートとしてのバリエーションとキャパシティーが増加する。また飲食施設やナイトスポット、周辺施設が増加し、総合的な国際山岳リゾートとして発展する。(3)外客入込によって、国際リゾート化が進み、官民が地域における官民のネットワークが再生している。といった結論を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

一年目の26年度は、アンケート調査により、日本人のリゾート観に関する総括的分析を行う予定だったが、予定を変更して、国内のリゾートである長野県白馬村を対象に、リゾートとしての発展過程を分析することとした。これは先に地域側の実情を把握したいと考えたためである。アンケート調査を行わなかったため、予算の多くを持ち越したが、いわば一年目と二年目の調査内容を交換しただけなので、進捗には影響をきたさないと考えている。

今後の研究の推進方策

27年度は、26年度行わなかった、アンケート調査による、日本人のリゾート観に関する総括的分析を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

一年目の26年度は、アンケート調査により、日本人のリゾート観に関する総括的分析を行う予定だったが、予定を変更して、国内のリゾートである長野県白馬村を対象に、リゾートとしての発展過程を分析することとした。これは先に地域側の実情を把握したいと考えたためである。アンケート調査を行わなかったため、予算の多くを持ち越したが、いわば一年目と二年目の調査内容を交換しただけなので、進捗には影響をきたさないと考えている。

次年度使用額の使用計画

27年度は、26年度行わなかった、アンケート調査による、日本人のリゾート観に関する総括的分析を行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] A Study on the Developing Process for an International Ski Resort in Hakuba, Japan2014

    • 著者名/発表者名
      4. Atsushi Aoyama, Akira Soshiroda, Takashi Tsutsumi
    • 学会等名
      International Conference on Tourism
    • 発表場所
      China, Dalian
    • 年月日
      2014-06-27 – 2014-06-27

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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