本年度は、海外調査が困難なため、鹿児島県奄美大島において、現地での空間調査・資料収集を行い。リゾート再生に関する研究を遂行した。 具体的には、 1.地元地方紙「南海日日新聞」(1995-2018年)の記事を、観光関連構想の策定、観光施設の建設、航空路線の開設等の分野別に抽出した後、年表を作成し、時系列で島に関する出来事を分析した。 2.次に、JTB「るるぶ」(1997-2018年)等の旅行ガイドブックに着目し、その表紙タイトルに出現している離島名などが、どのような組合せ、あるいは大小で表示されているかを分析した。 3.「奄美群島の概況」等の統計資料を用いて、奄美大島への入域客、観光入込客数等を時系列に、空路・海路別、年別、月別、発地別で変化を追い分析した。 4.奄美大島全土の地図をベースに、GISを用いて、観光資源(自然、歴史・文化、体験の有無塔で分類)、観光施設および宿泊施設の立地状況を時系列で捉えた。
|