研究課題/領域番号 |
26360063
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前川 佳一 京都大学, 経営管理大学院, 特定准教授 (30511290)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 再建事例 / 人材育成 / 観光MBA / DMO人材 / 観光アプリ / シンポジウム / パネルディスカッション |
研究実績の概要 |
湯元舘の針谷会長(兼 日本旅館協会会長)からは、他のホテル再建に尽力された過程を伺い、動機付け要因と不満足要因にバランスよく働きかけた結果、成果をあげられた様子を事例として蓄積した。これはすでに授業で使用しているが、研究成果としてのまとめはまだ。 KBS創研と共催のシンポジウムについては、2016年9月16日に京都大学にて開催した。タイトルは「観光にMBAは必要か? DMO(Destination Manegement Organization)との関連は?」というもので、5名のパネリストや約100名の聴衆とともに、観光教育やDMO人材の育成について深く考える機会となった。 アヌビスエンターテインメント社との観光アプリ開発では、京都大学内を観光地として巡るアプリの進化版が2017年3月末に納入された。GPS位置情報とアニメーションの同期が確認できたので、実用のめどが立った。 その他、日本観光振興協会主催の「産学連携ツーリズムセミナーin関西」(2017年2月13日@京都)ではパネルディスカッションのコーディネータをつとめ、観光産業に求められる人材像を議論した。 醍醐寺とは観光開発に関する提携(DMO)を結び、観光客の満足度向上不満足解消の両方のアプローチを開始している。たとえば、二条城とのコラボレーション企画、宿坊解説に向けての自治体(京都府・市)との交渉、拝観料や拝観券販売に関する不満解消など。なお、当初予定していたドンキホーテと明日香村とについては、当該年度は実績なし。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成26年12月に外科手術を受け、その後数か月の入院および自宅療養が必要であったこと、またその後約1年ほどの間は健康状態が通常には戻っていなかったため、当初の見込みどおりの研究が進められなかった。 また昨秋からは、観光関連の研究よりも観光MBA設立のための準備により多くの時間を要したため。
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今後の研究の推進方策 |
湯元舘の針谷会長(兼 日本旅館協会会長)とは、自社、他社の実践例を収集し、事例研究やケース教材としてまとめる予定。 KBS創研と共催のシンポジウムについては、今年も秋ごろに開催予定。テーマは未定。 アヌビスエンターテインメント社との観光アプリ開発では、実装に向けての開発を続ける予定。 醍醐寺とは観光開発に関する提携(DMO)に沿った実践を蓄積し、成果をまとめる。 当初予定していたドンキホーテと明日香村とについては、再開を検討する・
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年12月に外科手術を受け、その後数か月の入院および自宅療養が必要であったこと、またその後約1年ほどの間は健康状態が通常には戻っていなかったため、当初の見込みどおりの研究が進められなかった。 また昨秋からは、観光関連の研究よりも観光MBA設立のための準備により多くの時間を要したため。
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次年度使用額の使用計画 |
アヌビスとの観光アプリ開発継続(50万円)、観光シンポジウムの開催(50万円)、観光産業経営事例収集(人件費含む)(30万円)、観光地のデータ収集(人件費含む)(30万円)、出張経費(10万円)、図書その他物品購入(10万円)などを予定。
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