本研究の目的は,情報サービスを利用する際の見学者の行動特性や情報ニーズに関する知見を得ることで,野外ミュージアムに対する理解や繋がりを育む効果的な情報サービスのデザイン方法論を明らかにし,ミュージアムの持続可能な運営に役立てることにある.岩手県内の野外ミュージアムを実践フィールドとし、まず、量的・質的ミックス法による見学者の行動特性の分析を行った。つぎに分析知見を踏まえて,アクションリサーチによる情報サービスのデザインを実践し,HCD(Human Centered Design)プロセスを基礎とする情報サービスデザイン方法論の提案を試みた.
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