スマートフォン等を利用したネットくちコミ情報が爆発的に普及しているが、その持ち歩けるという特性は、観光行動に大きな変化を与えている。 本研究は、台湾から日本と日本から台湾という国際観光の両面において、観光者がネットくちコミ情報をどのように利用し、また発信しているのか、そしてそれら情報活動が観光行動や観光に対する満足度にどのように影響するのかを、ヒアリングと質問票調査から明らかにすることを試みた。研究の結果、ネットくちコミ情報の利用は、自身の活動への関与度と関連し旅行形態の違いに現れること、またネットくちコミ情報発信はそれへの他者の反応によって観光に対する満足度と関連していることが明らかになった。
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