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2016 年度 実績報告書

旅行先へのリピーター類型についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26360089
研究機関九州産業大学

研究代表者

大方 優子  九州産業大学, 商学部, 准教授 (30390313)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード旅行者行動 / 観光心理 / 観光マーケティング / リピーター
研究実績の概要

現代の成熟した旅行市場において、同じ旅行先を繰り返し訪れるリピーターは、観光地や観光関連産業にとって重要なセグメントとなっている。また、現在の成熟した旅行市場においては、ひとりひとりの旅行者の経験値は上がってきており、それにともない、リピート訪問行動、すなわち同じ旅行先を繰り返し訪れるといった行動の出現など、旅行動機や行動においても変化がみられると考えられる。したがって、現代の観光現象について理解を深めるには、このような経験値の高い旅行者に関する研究が今後必要となってくると考えられるのである。それにもかかわらず、彼らの心理や行動に着目した研究はほとんど行われてきていない。本研究では、このような旅行先へのリピーターに着目し、彼らの心理や行動上特性について実証研究に基づき解明をおこなった。具体的には、(1)旅行先へのリピーターの類型を整理し、(2)旅行先へのリピート訪問行動が生起する過程を明らかにした。(1)については、ここまでの研究で提示されたリピーターのパターン類型について実証研究によりその妥当性を検証し、類型ごとの行動特性を明らかにした。また、(2)については、(1)に基づき、類型を構成する要因間(旅行動機、行動)の関係性を考察し、それをもとにリピート訪問行動が生起する過程について旅行者の心理的側面から説明を行った。さらに、これらの結果や事例研究をもとに、旅行先がリピーターを獲得するためのマーケティング手法について検討を行った。本研究は、現代における観光心理・行動の解明にむけて、新たな理解をもたらし、また、観光地経営の視点からも、有効な示唆を提示することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] リピーターに対する観光地のマーケティング戦略-フランス・パリを事例に‐2016

    • 著者名/発表者名
      大方優子
    • 雑誌名

      東北アジア観光研究

      巻: 38 ページ: 277-292

    • 査読あり / 謝辞記載あり

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公開日: 2018-01-16  

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