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2016 年度 実績報告書

マイクロデータを用いた東アジアからの観光客のインバウンドツーリズム特性分析

研究課題

研究課題/領域番号 26360092
研究機関日本文理大学

研究代表者

本村 裕之  日本文理大学, 経営経済学部, 教授 (40352421)

研究分担者 今西 衞  日本文理大学, 経営経済学部, 准教授 (80446111)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードインバウントツーリズム / 国際観光マーケティング / 政策シミュレーション
研究実績の概要

研究成果として得られた、九州への渡航決定から実際の渡航に至る過程での、初めて九州に訪れる外国人観光客とリピータとの特性の違いについて述べる。
調査は、過去5年間に九州へ訪れたことのある中国人観光客を対象にインターネット上で回答をしてもらうWeb調査の形で行った。本調査では、過去九州に来たことがあるだけでなく、最近の5年間で来たことのある旅行者を対象とするようフィルタリングを行っている。
まず、過去5年間九州訪問回数については以下のことが言える。最低1回、最高35回、平均2.10回訪れており、今回の調査に関しては1回のみで全体の48.6%に達することが見られた。来訪回数3回までで92.8%に達し、それ以降の増加率は緩やかに留まることが見て取れる。日程決定―実渡航月数では、旅行日程決定から実際に渡航するまでの月数を集計した。先行研究では、海外旅行に関して意思決定・渡航に至るまでいくつかの段階を経て行われるとするものが見られるが、今回得られた調査結果からは行動までのスピード感が強く表された。全体で見た場合、日程決定―実渡航月数がひと月未満の渡航者が25.2%にも上り、意思決定までの早さを窺わせた。少数の聞き取りによる当初の予測では、日程の決定から、準備・調整、実渡航までは間隔がある程度存在すると思われていたが、実際の集計はそれを裏切ることとなった。今回の調査では、渡航決定に至った材料に関しての調査項目を含んでいなかったため、従来型のパンフレットやツアー情報による特定海外観光情報以上に、フェイスブックやインスタグラムなどのインターネットを通じたイメージ発信が大きな影響を与えるか否かの測定が行えなかった。今後の課題にしたい。
研究者らはこれまでの研究で、韓国さらに今回の調査により中国からの観光客をそのデータベースに収めることになったが、それぞれの国民性に明らかな違いを見つけることが出来た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域資源を活用した情報提供の効果検証2016

    • 著者名/発表者名
      今西 衞
    • 学会等名
      日本地域学会
    • 発表場所
      新潟大学
    • 年月日
      2016-10-09

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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