研究課題
基盤研究(C)
「超越論的論証Transcendental Arguments」は、イマヌエル・カントの『純粋理性批判』に端を発し、カント哲学の現代的発展可能性の有力候補として、1960年代以来活発に論じられてきた。この主題は、英語圏とドイツ語圏では異なる哲学的背景のもとで扱われてきた。本研究は、千葉が特にその英語圏の研究を、松本がそのドイツ語圏の研究を考察し、両者を包括的に検討することで、「超越論的論証」の特質を明らかにするとともに、その新たな展開可能性を呈示することを試みた。
哲学