研究課題
基盤研究(C)
本研究では、(1)後期ウィトゲンシュタインが考察していたアスペクト知覚(~として見る)がどのような特徴をもつ知覚であるのかを通常の知覚との対比のもとで明らかにするとともに、(2)アスペクトの転換において変化しているものが何であるのかを概念的なアスペクトと非概念的なアスペクトの区別を踏まえて明らかにした。そして以上の二つの成果をもとに、(3)ウィトゲンシュタインの思想的展開のうちでアスペクト知覚の議論どのような役割を果たしているのかを明らかにした。
分析哲学