今後の研究の推進方策 |
平成28年度は「観念論論駁の問題圏──『純粋理性批判』第二版とその後の遺稿群」をテーマとして研究を進める。『純粋理性批判』第二版の「観念論論駁」の問題圏と、その後の遺稿群における観念論に対する論駁の試みを追跡することが課題となる。 またHenry E. Allison, Kant's Theory of Freedom, Cambridge University Press, 1990の邦訳も進めており、28年度中の刊行を目指して作業中である。 研究は、その成果を東京のカント研究会等で発表し、他の研究者の示唆も得つつ進める。研究成果の一部は夏に『思索』の論文として取りまとめる。
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