研究課題
基盤研究(C)
従来アリストテレスの作品として伝えられてきた『大道徳学』(Magna Moralia)のギリシア語テキストに関する研究を行った。通常底本として用いられるF. Susemihl校訂のTeubner版を吟味し、誤植やギリシア語写本の読みの誤報告からテキスト各所で採用された読み方の検討に至るまで詳細な検討を行った。更にその検討結果を踏まえて、『大道徳学』の翻訳を行い、併せて解説を付し、岩波書店より、アリストテレス全集の一巻として刊行した。
哲学