1)中期プラトン主義のプラトン解釈 これについては、アルビノス『プラトン対話篇入門』をアルキノオス『ディダスカリコス』等と比較し、「パルメニデス」等の論理学的作品が他作品読解の道具と位置付けられていることを明らかにした。2)中期プラトン主義の宇宙論とその語彙 これについては、アイカヌム出土パピルス片のアリストテレス的用語の検討によって、このテキストが後代のプラトン主義綱要と語彙的に類似していることを明確にした。3)アプレイウスの思想 これについて研究分担者が従来とは異なった位置付けを提示した。さらに代表者と分担者は歴史研究者を含めた3人の外部研究者を招き研究会を開催した。
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