1.終末期緩和医療チームで活躍できるビハーラ僧を育成するため、龍谷大学実践真宗学研究科の教育プログラムに「医療者と仏教者の協働」を組み込み、さらに同研究科で実施している「臨床宗教師」育成のプログラムとも関連させて受講者の知見を深め、臨床実習に対応することができた。2.終末期緩和医療の患者家族が、医療者と仏教者やビハーラ僧に要請する具体的な内容を研究し共有するため、札幌、広島、鹿児島、中津で市民公開講を開催し、また日本印度学佛教学会学術大会でパネル発表をして、研究成果の発表と意見交換を行った。さらにその成果を報告書(第1-3篇)として刊行配付し、市民や研究者と知見や課題を共有することができた。
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