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2015 年度 実施状況報告書

女性の宗教的主体構築―ジェンダーの視点から

研究課題

研究課題/領域番号 26370066
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

川橋 範子  名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10303687)

研究分担者 小松 加代子  多摩大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90211911)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード宗教 / ジェンダー / フェミニズム
研究実績の概要

本研究は、宗教研究にジェンダーの視座を導入することにより、女性の宗教的主体の構築のあり方を考察することにある。
この研究を進めるために、研究代表者は8月にドイツで開かれたCongress of the International Association for the History of Religions (IAHR国際宗教学宗教史会議) において日本における女性宗教者の主体的自立とネットワークの構築をめざす動きをテーマとしたシンポジウムを実施し、多くの参加者との議論を行った。
さらに2005年からこれまで続けてきたジェンダーの視点からの宗教における女性の主体に関する研究の総括としての論文集の出版を目指し、平成26年度に引き続き、国内におけるジェンダーの視座にもとづいた宗教研究を進める若手研究者を招き、9月と12月の2回、名古屋工業大学において研究会を行った。この論文集には、上述の研究会の出席者を含むものであり、研究会の成果ともなる予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

本研究の、目的と実施計画の通りにすべて予定されたものが実施されている。

今後の研究の推進方策

平成27年度以降も、「研究実施計画」に基づいて、変更なく予定通り進めていく。最終目的である論文集については、2016年9月の刊行を目指している。
また研究代表者は、この論文集の成果も踏まえ、従前の研究では十分に把握されてこなかった、日本の女性と宗教実践をめぐる問題や多様性を明らかにすることを目的に、Japanese Journal of Religious Studies(南山大学)の特別号Gendering Religious Practices in Japan: Multiple Voices, Multiple Strategiesを企画し、2017年秋に刊行する予定である。

次年度使用額が生じた理由

これまで続けてきたジェンダーの視点からの宗教における女性の主体に関する研究の総括としての論文集の出版をめざし、出版費用として活用する。

次年度使用額の使用計画

出版費用に充てる。

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公開日: 2017-01-06  

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