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2017 年度 研究成果報告書

18世紀ドイツ啓蒙におけるカント歴史哲学の知識社会学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26370082
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関下関市立大学

研究代表者

西田 雅弘  下関市立大学, 経済学部, 教授 (10218167)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードカント / 世界市民主義 / ドイツ啓蒙 / 知識社会学
研究成果の概要

(1)カントと思想的な親密性のある「ベルリン水曜会」の啓蒙論議を手掛かりにして、「啓蒙の時代」における道徳性優位の社会的エートスを抽出した。
(2)カントの歴史哲学は「開化Kultivieren」「市民化Zivilisieren」「道徳化Moralisieren」という重層的構造をそなえている。とりわけ「市民化」に対して「道徳化」が優位に置かれるところに、「啓蒙の時代」の道徳性優位のエートスが顕在化している。
(3)法的な市民的体制としての諸国家は「連合」を目指しつつ、同時に人類は全体として道徳的な「世界市民社会」を目指す。この道徳的な世界市民主義の原理が「定言的命法」にほかならない。

自由記述の分野

カント倫理学

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公開日: 2019-03-29  

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