研究課題
基盤研究(C)
L・ブランシュヴィックとJ・ヴァールはある作家に「番犬たち」と呼ばれた。旧態然たる哲学の権威を護ることに汲々としているという意味だろうが、二人の哲学を本格的に取り上げた研究は今日に至るまでほとんど存在しない。この状況のなかで本研究は、カンでの草稿調査をも実施しつつ、ブランシュヴィックのスピノザ論が後世に与えた作用、ァールの哲学がレヴィナスのみならずドゥルーズにも大きく作用したことを示そうとした。
思想史