メディア/バイオ/スペース・アートの三つの側面からグローバル・アートにおけるアートの可能性を検討した。初年度は脳科学とメディア・アートについて専門家を招いて意見交換を行い、次年度にはバイオアートの専門家とアーティストを招いて意見交換を行い、またアーチスト下道基行を招いた講演でグローバリゼーションにおけるアートの現在を議論し、最終年度にはメディア研究者/アーティストであるクリス・サルターを交えて意見交換を行うとともに、宇宙での人の身体変容について心理学者を招いて議論をした。同時に、19世紀から20世紀にかけての言説整理を行うことで、それぞれのアートの局面と理論研究との交差点を明らかにした。
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