研究課題
基盤研究(C)
本研究は琉球列島で伝承される音楽における「声意識」(voice consciousness)を考察し、音源、文献、又は演奏者とのインタビューを通して、その発声法の社会的な意味を明らかにすることを目的とした。3年間にわたって、琉球古典音楽、組踊り、沖縄や奄美諸島の民謡、ポピュラ音楽などの演奏者との調査を行い、声や発声法の理論や概念、伝承プロセス、または声で表現される社会的アイデンティティを考察した。研究成果として、7回の学会発表(招待講演2回)、論文を4本作成した。
民族音楽学、芸術学、Voice Studies