研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は、錯覚(イリュージョン)の概念を美学史的に再検討し、人間の感性や知覚についての理解を深め、さらには、そこから現代の文化的・社会的要請に応えうるような「錯覚の感性哲学」を打ち立てることを目的とする。そのうち理論研究としては、西洋の哲学や美学、生理学のなかで錯覚が占めてきた位置と、それが果たしてきた理論的重要性を明らかにした。また実践的研究としては、現代のビデオゲームやバーチャルリアリティ、ユーザーインターフェースにみられる錯覚の事例を分析した。
人文学