• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 研究成果報告書

19世紀フランスにおける芸術とその場所性

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 26370120
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美学・芸術諸学
研究機関京都造形芸術大学

研究代表者

上村 博  京都造形芸術大学, 芸術学部, 教授 (20232796)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード地方色 / 美術館 / 場所性 / 郷愁 / アイデンティティ / モダニズム / 土地 / 旅行
研究成果の概要

本研究では、19世紀のフランスで芸術作品の制作と受容にあたって、場所への関心がどのように機能していたのかを考察し、以下の知見を得た。1)美術館に代表される芸術の自律的空間が確立する一方で、芸術と土地や場所との関係性を重視する傾向は根強く、文学や美術の主題として土地が好んで選ばれたが、そこには、自己のアイデンティティを土地やコミュニティに帰属させる思想の浸透が大きく関与していた。2)また、近代的な都市生活者の自己疎外感が、旅行とならんで芸術表現においても、特定の場所の経験を真正な生として追求させた。

自由記述の分野

美学および芸術論

URL: 

公開日: 2019-03-29  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi