研究課題/領域番号 |
26370179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
平林 宣和 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (40271358)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 中国演劇 / 京劇 / 梅蘭芳 / 日中文化交流 / 帝国劇場 / 大正時代 |
研究成果の概要 |
本研究は、1919年に行われた中国の女形俳優梅蘭芳の初訪日公演に関して、当時の新聞雑誌などに掲載された関連資料を悉皆調査すると同時に、梅蘭芳が当時の日本社会に受容されていくプロセスを検証することを課題とした。 関連資料については、日本の新聞雑誌のほか、中国語新聞についても調査し、掲載された資料をデータベース化した。また梅蘭芳の受容については、当時の文化人、知識人とのかかわりを焦点に、初訪日公演以前の両者の接点を調査分析した。 また2019年が初訪日公演百周年に当たるため、当初の計画通り、北京の梅蘭芳記念館との連携によって、2019年1月に北京で、7月に早稲田大学で国際シンポジウムを開催した。
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自由記述の分野 |
中国演劇
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究を通して、現在からおよそ百年前の日本において、梅蘭芳によって代表される中国の演劇がどのように受容されたか、その具体像が明らかになった。同時に、大正期の日本において、中国演劇がどのように表象され、受け入れられていたか、といった問題にも一定の回答を得ることができた。 さらに2019年の梅蘭芳訪日百周年にあたり、北京梅蘭芳記念館と共同で北京及び東京で国際シンポジウムを開催、また上海戯曲芸術センターと共同で、同じく百周年を記念する公演を開催できた。これらを通して、研究成果を日中双方で共有し、また広く一般の人々にも知らしめることができたと考える。
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