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2016 年度 研究成果報告書

演劇的現実体験を通じた実生活上の意識変容に関する深層心理的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26370189
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 芸術一般
研究機関帝塚山学院大学

研究代表者

猪股 剛  帝塚山学院大学, 人間科学部, 准教授 (90361386)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード現実性 / 変容体験 / かすかな移行 / 心理療法的変容 / 演劇的現実 / 舞台芸術
研究成果の概要

本研究が明らかにしたものは、その変容体験そのものは「かすかな移行」であり、存在の根本的な変容や思考の根本的な発展などではないということである。カタルシス体験のような一瞬の高揚は現実を大きく変更したように体験されるが、一方でその内実は発散的な作用にとどまる。しかし、ここで明らかになった変容体験は、高揚は伴わず、何かが大きく変わったとの自意識も生み出さない。それでいてその体験を経ることによって、客観的にはその体験者の生活が変わり、症状は消えはしないものの、もはや苦しい異物ではなく、その者自身の個性のようになる。そのような「かすかな移行」体験が、変容体験の本質であることが本研究から明らかになった。

自由記述の分野

臨床心理学、演劇学

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公開日: 2018-03-22  

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