研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、近世後期に活躍した漢詩人広瀬旭荘について、その伝記事項および周辺の文人たちとの交流の実態を究明し、もって変動する幕末の世相をうかがうことにある。旭荘の漢文日記『日間瑣事備忘』および書簡を調査・解読することによって、春日載陽、筑井崑陽、鈴木春日、吉田松陰らとの交流の様子を明らかにしえた。また、旭荘の攘夷思想が吉田松陰と共有されていることも知ることができた。
日本近世文学