2014年6月に主催した国際学会「ロマンティック・コネクションズ」(東京大学)では、東洋と西洋あるいはアジア諸国間の混交、文学・文化におけるアジア表象の変容など、従来とは異なる空間・時間軸からロマン主義文学を捉え直し、他のアジア・オセアニア諸国の学者との交流を行った。本学会は2015年6月開催の「イザベラ・バードと女性の紀行文学における詩学」(東京大学)、2017年11月開催予定の「パシフィック・ゲートウェイ」に引き継がれ、これらのシンポジウムではアジアにおけるロマン主義文学の受容史を、文化的邂逅と世界史というより大きな文脈に位置づけ、また世界共通語としての英語のあり方を再定義する。
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