研究課題
基盤研究(C)
加速するグローバリゼーションの波は、多文化・多民族・多言語の共生を大きな課題としてきたが、文学においてはそれが「翻訳」を介しての「世界文学」への注視を導いた。「世界文学論」が、英語を中心とするヘゲモニーの解体を促す多様な文学の存在への関心を喚起すると同時に、いわゆる大きな「歴史」ではなく、個々の民族の「歴史」へと再記述される試みを照射してきた展開をあとづけ、その流れと翻訳論の協働性を考察した。
翻訳論・英語圏文学