研究課題
基盤研究(C)
19世紀アメリカは、西部開拓が進展し領土拡張期を迎える。この時、太平洋上の島嶼に対するジャーナリズムの反応に注目すると、アメリカ国内の領土拡張に対する考え方が明らかになる。領土拡張を後押ししたジャーナリズムに対し、アメリカン・ルネサンス期の作家たちは、拡張主義に対して批判的な言説を展開していた。その様子をエマソン、ソロー、メルヴィルの著作から検討し、その批判の根源が独立以来の孤立主義的志向に遡れる可能性を検証した。
アメリカ文学・文化