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2018 年度 研究成果報告書

ケベック・ベルギー・スイスの仏語圏文学にみる脱周縁性とトランスナショナルな変容

研究課題

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研究課題/領域番号 26370376
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関阪南大学

研究代表者

真田 桂子  阪南大学, 流通学部, 教授 (60278752)

研究分担者 岩本 和子  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60203410)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード仏語圏文学 / ケベック / ベルギー / 脱周縁性 / トランスナショナル / 移民・難民文学 / 多元社会 / 多層的ナショナリズム
研究成果の概要

本研究では、ケベック、ベルギーを中心とする仏語圏文学において、ケベックを拠点に世界的に活躍するレバノン出身の劇作家ワジディ・ムワワド(Wajdi Mouawad)、難民としてケベックに移住したベトナム系仏語表現作家のキム・チュイ(Kim Thuy) 、トルコ系移民としてベルギーに移住し仏語により創作活動を行っているケナン・ゴルグン(Kenan Gorgun) らに注目し、それらの作品が移民・難民文学としての枠組みを超えて受容され、仏語圏全般に脱周縁的でトランスナショナルな変容をもたらしている状況を検証した。

自由記述の分野

仏語圏文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ケベック、ベルギーを中心とする仏語圏文学を例にとり、これまで周縁に追いやられていた移民・難民文学や抑圧された状況にあったマイノリティ文学が世界文学として普遍的で象徴的な意味をもち、仏語圏文学全般にトランスナショナルな変容を促していることを検証した。そしてその文学動向を通して、グローバル化の進捗と社会の多元化に伴い、社会的秩序や価値観の再編が生じている状況を浮き彫りにした。

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公開日: 2020-03-30  

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