研究課題
基盤研究(C)
ハイスピードカメラやMRI、EMAを用いて促音の生成に関する発声、調音の特徴を解析した。その結果,東京方言話者の子音における舌の拳上のタイミングは、促音が非促音より遅れることが明らかになった。南琉球宮古島方言では有声促音生成時に咽頭が拡大すること、有声摩擦音の促音は破擦音として生成される傾向があることが示された。また標準語のoral flowのパタンは促音では有声、無声子音で類似していた。これが有声促音の無声化をもたらす調音的背景となっていると考えられる。
音声生成