研究課題/領域番号 |
26370481
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
西嶋 義憲 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (20242539)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | サイン表現 / 対人配慮 / 日本語 / ドイツ語 / 日独対照 |
研究実績の概要 |
当初の実施計画によると、平成26年度に予定していた作業は、日本とドイツの対応する場面で使用されるドイツ語と日本語のサイン表現を適切に対照するための基本的枠組みをより精密に設定することとその枠組みに基づいて日本語の用例を収集することにあった。 基本的枠組みを設定するために、「収集場所の区分」と「収集対象とするサイン表現」を明確に規定した。サイン表現は、日本とドイツの対応する特定の場面に設置されている場合、基本的に共通の機能を有していると判断できる。また、対応する場面において、対応する表現がない場合もある。そこで、サイン表現どうしの詳細な対応が可能な枠組みを利用して分類し、対応関係を確認する必要がある。この枠組みに関する議論および成果の一部は、2014年8月にアメリカで開催された国際学会(The 20th International Conference of the International Association for Intercultural Communication Studies)で口頭発表し、また、日本独文学会中国四国支部『ドイツ文学論集』に掲載された論文でも言及した。なお、前者の口頭発表した原稿は、機関誌への投稿のために改訂中である。 もう1つの課題の日本語のサイン表現の収集は、まだ不十分である。この作業は、次年度も継続し、ドイツでの調査と関連付けながら実施することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
日本語とドイツ語を適切に対照するための枠組み設定に時間を割き過ぎたために、日本語収集作業が少し遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は、計画では、ドイツでのドイツ語資料の収集が中心となるが、同時に日本での日本語資料も収集することにする。
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次年度使用額が生じた理由 |
小額のため執行が困難である。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度の消耗品費に加算して、執行する予定である。
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