研究課題
基盤研究(C)
本研究では、これまでの女書歌メロディに関する基礎研究をもとに、新たに収集した作品の採譜分析および検証を行い、以下の点を明らかにした。①女書歌は韻文体ではあるが、漢詩とは異なり押韻や平仄にはこだわらない。②平仄とは関係なく上下句を一定のリズムで吟唱する。③近年現地方言の官話化が進んだことで、女書歌の創作やメロディは大きな影響を受けており、伝統的な女書歌の伝承は困難になりつつある。④現代音楽の影響により、女書歌のリズムは吟唱から歌曲に変化する傾向が認められる。
人文学