研究課題
基盤研究(C)
フランス人来華宣教師プレマールのNotita Linguae Sinicae(ca.1728)は18世紀のヨーロッパ人による最も詳細な中国語文法書の一つである。本書の記述言語はラテン語であり、全編において大量の例文からキーワードの用法を示すことが大きな特徴である。研究期間内に学会発表4件、論文5本を公表することができた。本研究の目的の一つはNotitia文語篇の翻訳を進めることにあったので、Notitiaの清代官話研究にしめる重要性を示すと共にその目的をある程度果たしたと考えて良いだろう。
中国語学