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2014 年度 実施状況報告書

早期日英バイリンガル2人からの17年間縦断データの分析研究

研究課題

研究課題/領域番号 26370518
研究機関摂南大学

研究代表者

田浦 アマンダ  摂南大学, 外国語学部, 准教授 (60388642)

研究分担者 田浦 秀幸  立命館大学, その他の研究科, 教授 (40313738)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワードバイリンガリズム / 17年縦断研究 / ナラティブ / 言語間距離
研究実績の概要

本年度の計画は、(i)早期日英バイリンガル2名から収集したデータのうちで未分析の27データに関して以下の分析を可能な限り行い、(ii)これまでの分析データを国際学会で発表し、(iii)新たに今年度のデータを収集することであった。以下の成果を記す。
(i)Oral dataに関しては文字起こしを全て完了した後、本年度はポーズ分析と語彙分析に傾注し新収集データ以外全て完了したが、4-M理論による正確さ分析とT-unitの複雑さ分析は一切手がつけられていない。Writtenデータに関しては文字起こしを完了したのみでTOWL-3マニュアルに沿った採点までは手が回らなかった。
(ii)国際的に最も規模の大きな応用言語学会であるAILA(2014.8 at Brisbane, Australia)でこれまでの研究成果を発表することができ、更に今後の方向性に関して有益なフィードバックを得ることができた。
(iii)2名から例年通りspontaneous spoken/written data及びインタビューデータを収集できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

「研究実績の概要」欄記載の通り、4年間の研究内容から初年度に計画した分析は概ね完了できた。

今後の研究の推進方策

2015年度の計画は、(i)早期日英バイリンガル2名から収集したデータのうちで未分析の27データに関して以下の分析を可能な限り行い、(ii)新たに今年度のデータを収集することである。
(i)Oral dataに関しては4-M理論による正確さ分析とT-unitの複雑さ分析に着手する。Writtenデータに関してはTOWL-3マニュアルに沿った採点に着手する。
(ii)2名から例年通りspontaneous spoken/written data及びインタビューデータを収集する。

次年度使用額が生じた理由

データの下分析を外部委託予定であったが、委託者の都合で本年度実施が困難となり次年度送りとなった。また海外学会参加を予定していたが、この部分の下分析ができず、参加を取りやめた為に予定額執行ができなかった。

次年度使用額の使用計画

データの下分析外部委託を計画通り行い、それに基づき本分析結果を別の海外学会で発表する予定である。

  • 研究成果

    (10件)

すべて 2015 2014

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (6件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 17-Year Longitudinal Narrative Development in a Non-Dominant Language of Two Japanese-English Bilingual Siblings2015

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Taura
    • 雑誌名

      立命館言語文化研究

      巻: 26, 4 ページ: 1-7

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] バイリンガル脳を覗く:帰国生と国際結婚家庭の子供達を対象にー日英バイリンガルの言語接触  とバイリンガリティー2014

    • 著者名/発表者名
      田浦秀幸
    • 雑誌名

      立命館言語文化研究

      巻: 26, 2 ページ: 43-63

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 日英バイリンガル園児のメタ言語発達段階解明研究:日本語モノリンガル園児との比較パイロッ  トスタディー2014

    • 著者名/発表者名
      Amanda Taua, 田浦秀幸
    • 雑誌名

      Studies in Language Science, Working Papers

      巻: 4 ページ: 1-12

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Silent-reading vs. Being read-to: A brain-imaging study2014

    • 著者名/発表者名
      Mika Hatano and Hideyuki Taura
    • 学会等名
      2014年度JACET関西支部秋季大会
    • 発表場所
      龍谷大学大宮キャンパス
    • 年月日
      2014-11-29 – 2014-11-29
  • [学会発表] Supplementary use of fNIRS data in psycholinguistic research: A Japanese-English bilingual attrition case study2014

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Taura and Amanda Taura
    • 学会等名
      fNIRS 2014
    • 発表場所
      Montreal, Quebec, Canada
    • 年月日
      2014-10-10 – 2014-10-12
  • [学会発表] Longitudinal narrative development in a non-dominant language2014

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Taura
    • 学会等名
      The 17th World Congress of Applied Linguistics (AILA2014)
    • 発表場所
      Brisbane, Australia
    • 年月日
      2014-08-10 – 2014-08-15
  • [学会発表] Critical period hypothesis tested by brain-imaging data from early Japanese-English bilinguals2014

    • 著者名/発表者名
      Hideyuki Taura
    • 学会等名
      The 17th World Congress of Applied Linguistics (AILA2014)
    • 発表場所
      Brisbane, Australia
    • 年月日
      2014-08-10 – 2014-08-15
  • [学会発表] 言語(LA英語)保持・喪失研究における言語データ vs. fNIRSデータ2014

    • 著者名/発表者名
      田浦秀幸
    • 学会等名
      第17回日本光脳機能イメー ジング学会
    • 発表場所
      東京・星陵会館
    • 年月日
      2014-07-26 – 2014-07-26
  • [学会発表] トライリンガルの言語スイッチ・コスト:機能的近赤外分光法(fNIRS)を用いて2014

    • 著者名/発表者名
      田浦秀幸・張旋
    • 学会等名
      第1言語としてのバイリンガリズム研究会(BiL1)2014年度春期大会
    • 発表場所
      立教大学池袋キャンパス
    • 年月日
      2014-05-31 – 2014-05-31
  • [図書] バイリンガリズム入門2014

    • 著者名/発表者名
      田浦秀幸・山本雅代・井狩幸男・難波和彦
    • 総ページ数
      243
    • 出版者
      大修館

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公開日: 2016-05-27  

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