研究課題/領域番号 |
26370541
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
青木 博史 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (90315929)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 構文 / 歴史的変化 / 連体形 / 準体 / 文法化 |
研究実績の概要 |
本年度における研究業績は,以下のとおりである。
①編著『日英語の文法化と構文化』,秋元実治・青木博史・前田満(編),ひつじ書房,全354ページ,2015年11月。②論文「終止形・連体形の合流について」,『日英語の文法化と構文化』,査読無,秋元実治他(編),ひつじ書房,pp.271-298,2015年11月。③招待発表「文献国語史と方言研究の接点」(シンポジウム:方言研究の過去・現在・未来),日本方言研究会第100回研究発表会,甲南大学,2015年5月22日。④発表「連体形による文終止の一般化」(ワークショップ:日本語の構文と構文変化),日本語学会2015年度春季大会,関西学院大学,2015年5月24日。⑤招待発表「準体助詞「の」と文法化・構文化」,NINJAL国際シンポジウム「文法化:日本語研究と類型論的研究」,国立国語研究所,2015年7月4日。⑥招待講演「連体形から見た日本語文法史」,第40回名古屋大学応用言語学講座公開講演会,名古屋大学,2016年3月28日。⑥発表「非変化の「なる」の通時的考察」,第264回筑紫日本語研究会,熊本大学,2016年3月30日。
構文研究の重要な成果として,①②を発表した。複文構文を中心テーマとする研究成果としては他に⑤⑥があるが,これら統語的観点からの一連の研究成果については,本科研の期間内にまとまった成果として発表したい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2015年度は,連体複文構文から連用複文構文への問題を,通時的・通言語的に考察する計画を立てていたが,おおむね予定通り研究が進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
研究課題については順調に進展しており,引き続き研究を進めていく。 本科研の最終年度にあたる2016年度においては,これまでの研究成果を著書の形で刊行したい。
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