英語の歴史的電子データHelsinki Corpusによりを、1150-1750年のテキストで見られるA and Bの形式のワードペアを調査した。1150-1350年と、それ以降の時代については、ジャンルの偏りと語彙の変化のため、聖書関連のジャンルを除いてワードペアからジャンルとの関係を確認することは困難であった。1350-1710年では、ワードペア使用は類似しており、その生起頻度と語源構成がジャンルと相関していた。法・公文書では頻度が高く借用語+借用語の割合が高い。一方、科学文書では頻度が低い。また、聖書や説教では、頻度は法文書と科学文書の中くらいであるが、本来語+本来語の割合が高い。
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