研究課題
基盤研究(C)
英語の現在完了形には多様な用法があり、時の副詞句for句とsince句の出現の有無や文中の位置と完了形の用法解釈の間の相関関係は、完了形の構造的・意味的多義性の根拠とされてきた。本研究では、現代英語のコーパスでその相関関係を検証し、構造的・意味的多義性に依拠することなく、新たに情報構造から捉え直し分析した。文頭に現れる時の副詞句を領域設定子と捉え、その領域設定子の持つ対照主題性から、解釈傾向が説明可能であることを示した。
言語学