研究課題/領域番号 |
26370570
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研究機関 | 宮崎公立大学 |
研究代表者 |
福田 稔 宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (00228917)
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研究分担者 |
北峯 裕士 北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (30234272) [辞退]
中村 浩一郎 名桜大学, 国際学部, 教授 (50279064)
古川 武史 福岡工業大学, 社会環境学部, 教授 (80238667)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 左周辺部 / カートグラフィー / トピック / フォーカス / 外置 / 右周辺部 / 名詞句 / 前置詞句 |
研究実績の概要 |
[1] 研究会の開催と参加: 研究会を平成28年5月28日と9月8日に福岡工業大学で開催した。福田稔(代表者)は平成28年5月21日、6月18日、平成29年1月28日に福岡統語論研究会で発表と情報収集を行なった。
[2] 学会での発表: 福田稔は、2016年11月16日にInternational Conference on Languages of Far East, Southeast Asia and West Africa(モスクワ大学、ロシア)で、2016年12月3日にThe 7th International Conference on Formal Linguistics(南開大学、中国)で口頭発表をした。また、平成28年10月7日に有村兼彬・甲南大学名誉教授に面会し、発表予定の論文に助言を頂いた。古川武史(分担者)は平成28年9月17日に第32回甲南英文学会(甲南大学、神戸市)で口頭発表をした。中村浩一郎(分担者)は2016年6月29日に9th Days of Swiss Linguistics(ジュネーブ大学、スイス)でポスター発表を、2016年9月2日に49th Annual Meeting of the Societas Linguistica Europaea(ナポリ大学、イタリア)で口頭発表をした。
[3] 成果の公表: (1)[2]に記した学会で研究成果を公表した。(2)福田稔は論文3編を、古川武史は論文2編を出版した。中村浩一郎は論文1編を投稿した(平成28年度中に出版予定であったが、出版社の都合で出版は平成29年度になった)。(3)ホームページによる研究活動の内容を公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
申請書に記した「研究計画 平成28年度」では、[1]研究会開催、[2]海外学会発表、[3]研究成果の公表を挙げた。以下の理由で、研究活動はおおむね順調に進展している。
[1]の研究会開催について: 代表者と分担者が集う研究会が予定より少ない2回になったが、福岡統語論研究会に3回参加することができた。 [2]海外学会発表について: 予定通りに達成できた。具体的には、福田稔(代表者)がロシアと中国での学会で、また、中村浩一郎(分担者)がスイスとイタリアでの学会で発表をした。また、発表前には研究への助言を得ることもできた。国内の学会についても、古川武史(分担者)が口頭発表を行なった。 [3]研究成果の公表について: 「研究実績の概要」に記したように、国内外の図書や学会誌に論文を載せた。また、出版予定の論文もある。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度初めに、申請書に記した「研究計画 平成29年度」の内容を代表者と分担者で確認を行なった。
福田稔(代表者)は「句の左右の周辺部について」と「従属節からの左方移動」の研究リーダー、中村浩一郎(分担者)は「従属節における焦点化と話題化」の研究リーダー、古川武史(分担者)は「従属節での右方移動」の研究リーダーである。最終年度であるので、それぞれのトピック毎に研究成果をまとめる方向で、研究会開催と学会・論文発表を行うことが、本年度の主な活動となる。また、最終的な研究成果の報告書を作成して、大学や研究機関・関係研究者へ配付する予定である。
分担者の一人(北峯裕士・北九州市立大学教授)が平成28年12月に逝去したが、担当予定だった「従属節からの左方移動」は福田稔(代表者)が中心となって研究を行い、まとめる予定なので、特に支障は出ない。
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次年度使用額が生じた理由 |
以下の2つの主な理由のために次年度使用額が生じた。(1) 研究分担者の一人(北峯裕士・北九州市立大学教授)が平成28年12月に逝去し、未使用の研究費が生じたため。(2) 発注した専門図書(洋書)が未着のため(平成29年度に支払う予定である)。
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次年度使用額の使用計画 |
最終的な研究報告書の作成と郵送費、また、専門図書(洋書)購入のために使用する計画である。
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