UME-ERJ音声データベースの一部をなす800発話に分節音ラベリングを施したERJ音声コーパスを元に、日本語話者による英語発音の分節音の特徴について、韻律ラベリングがないために暫定的ではあるが概観を記述した。 音声コーパスの完成のために必要な韻律ラベリングについては、Post and Delais-Roussarie (2006) に基づいた4層からなる表記法を考案しラベリングを開始した。 また、単文で韻律のバリエーションが乏しいUME-ERJの欠点を補う文セットとして、Labov (1966) で用いられたパッセージを改変して作成した。これは今後の新たな音声の収録に用いる。
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