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2014 年度 実施状況報告書

語彙力自動診断テストを組み入れた上級文字・語彙eラーニングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 26370622
研究機関別府大学

研究代表者

篠崎 大司  別府大学, 文学部, 准教授 (50331096)

研究分担者 松下 達彦  東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00255259)
難波 康治  大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (30198402)
川村 よし子  東京国際大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40214704)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード日本語教育学 / eラーニング / 上級文字・語彙教材 / 項目応答理論 / Moodle
研究実績の概要

平成26年度は、以下の研究活動を行った。
①IRTに基づいた診断テスト設計:使用するLMS(学習管理システム)としてMoodleを選定し、それとの連動が可能なIRTに基づいた診断テストシステムのアウトラインを設計した。
②中上級文字・語彙リストの作成のための基礎データの収集:③に先立ち、文字・語彙選定の基礎データの収集を目的として、日本語能力試験N2レベルの日本語学習者に対し紙筆テストによる語彙テストを実施した。
③中上級文字・語彙リストの作成:診断テストおよびeコンテンツのシラバスとなる中上級レベルの文字・語彙リスト(日本語能力試験N2レベルおよびN1レベル相当。)を構築した。
④eコンテンツ用文字・語彙問題の作成とLMSへのコンテンツ構築作業:③で作成した文字・語彙リストに基づいてeコンテンツ用文字・語彙問題を、全13回のうち第1回から第3回まで作成した。また、作成した問題をLMS上にeコンテンツとして構築した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文字・語彙リストの作成、およびIRTの設計に時間がかかったため、当初予定していた診断テスト用文字語彙問題作成とパラメータ決定のための予備テストを26年度中に実施することができなかったことから、進捗状況はやや遅れている。ただし、それ以外の課題、特にeコンテンツ用の文字・語彙問題の作成とコンテンツ構築作業はほぼ予定通りに進んでいる。

今後の研究の推進方策

平成27年度は、以下の活動に取り組む。
①診断テスト用文字語彙問題作成と予備テストの実施:診断テスト用文字語彙問題作成と項目パラメータ決定のためのデータ収集を目的とした予備テスト実施する。
②eコンテンツ用文字語彙問題作成:eコンテンツ用文字語彙問題を完成させる。
③診断テスト開発:語彙力自動診断テストを開発する。
④eラーニングコースの構築:上記②と③をMoodle上に構築し、上級日本語文字語彙eラーニングコースを完成させる。また、付属テキスト(紙媒体)も作成する。
⑤研究成果発表:研究成果を関連の学会などで発表し、学習経験者、教育者双方双方からのフィードバックを得、それをもとに改良を行う。

次年度使用額が生じた理由

本年度は、診断テストシステム開発のうち、システム構成概要を設計することはできたが、診断テストそのもののシステム設計まで至ることができなかった。また、診断テスト用文字語彙問題作成と予備テストの実施も行うことができなかった。そのため、診断テストシステム開発費を予定通り消化することができなかった。

次年度使用額の使用計画

平成27年度のできるだけ早い時期に研究代表者、診断テスト構築担当の研究分担者、システム実装担当の業者でミーティングを行い、早急にシステム設計を行うとともに、実装に向けた準備を進める。
また、診断テスト用文字語彙問題を作成し、項目パラメータ決定のためのデータ収集(予備テスト)を行う。

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公開日: 2016-05-27  

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