平成32年度より開始される小学校外国語の教科化を想定し,「文字」に特化した小・中接続シラバスモデルを提案する研究を行った。平成26年度から,鳴門教育大学附属小学校の5・6年生で「大文字・小文字の認識」「アルファベットの音への気づき」「サイト・ワード・リーディング」の指導を行い,平成27年度も継続して行い,文字認知の検証をした。同時に,附属中学校の1年生の初期の授業にて,小学校での文字の学習との接続を意識したリーディングに重点を置いた多読授業を試行した。さらに,平成28年度は,附属小学校での試みを,公立の小学校で実践してもらい,附属小学校と共に,公立小学校での「文字」の扱いの有効性を測定した。
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