本研究は、即興劇の原理や手法を応用して数多くの非予定調和的で創造的な英語アクティビティを開発した。特に2015年度は「英語アクティビティ工房」を定期的に開催し、たくさんの英語教育の研究者や実践者とともにアクティビティ開発を行った(2017年度も継続中)。 また、コミュニケーション分析を用いて結果を考察し、即興的やりとりを支えるアクティビティ構造について探究した。時々刻々と変化する意味状況に柔軟に応じながら他者や環境との相互交渉する「即興的やりとり」を誘発する要因として「即興性」「協働性」「創造性」を特定し、これら鍵概念の理解を深めた。
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