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2015 年度 実施状況報告書

反転授業に基づいた中国語学習モデルの提案と学習支援システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26370639
研究機関東京工科大学

研究代表者

陳 淑梅  東京工科大学, 教養学環, 教授 (50296737)

研究分担者 亀田 弘之  東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (00194994)
しゃ 錦華  東京工科大学, 工学部, 教授 (10257264)
大野 澄雄  東京工科大学, コンピュータサイエンス学部, 教授 (80256677)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード反転授業 / アクティブラーニング / 事前学習 / Web教材
研究実績の概要

本研究は,中国語教育を対象として,真の実践的応用力を修得するために,反転授業という教授法を取り入れた新しい授業モデルを提案するとともに,それを実現するための学習支援システムを構築することを目的としている。
平成27年度には計画に従い研究を進め,以下の研究成果を得た。
・日本人の中国語学習者を相手に行う反転授業の教授法に合わせて,事前学習用のWeb教材を完成した。当教材は,大学の授業で使用する教科書に沿って,各課のポイント解説,ドリル,発音練習を含め,個人学習において集中できるとされている15分の長さのものを制作した。反転授業に参加する学生ボランティアを募集し,Web教材の一部を用いて実験を行った。その結果,作成したWeb教材の有効性について,予想された効果が得られたことが確認できた。
・上記の実験結果を踏まえ,モデルクラスを設け,本研究で構築した中国語講義の授業システムを用いて1学期を通して実験授業を行った。また,教材および教授法に対する評価や学生自身の振り返りなどをレッスンごとに統計するために,アンケート調査システムを開発した。学期末にモデルクラスの成績と通常クラスとの比較も行った結果,点数上,大差はないものの,学習意欲,そして授業に対する満足度が高かった。
・自己学習機能を含めた学習者の学習管理システム(LMS)を利用して,事前授業の実行状況を把握したうえで,システムの修正と改善を行った。
得られた成果の一部を論文として国際会議で発表し,外部評価を受けた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究は,おおむね予定通り順調に進んでおり,また,研究成果の一部も国際会議により公表している。

今後の研究の推進方策

今後は以下のように研究を進める予定である:
1)実験結果に基づいて反転授業システムの改善をさらに行う。
2)実践結果の評価手法をさらに充実させる。
3)被験者の人数を増やし,反転授業システムの有効性をさらに検証する。
4)アンケート調査システムにより収集したアンケート結果を分析し,システム評価を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] An attempt to the development of cultural multimedia text --- An example of text for movie Breaking the Silence---2015

    • 著者名/発表者名
      Shumei Chen, Lin Tao, and Jinhua She
    • 学会等名
      The Seventh Annual Conference of Asia-Pacific Consortium of Teaching Chinese as an International Language
    • 発表場所
      Kobe, Japan
    • 年月日
      2015-11-21 – 2015-11-23
  • [学会発表] Implementation and Evaluation of Flipped Classroom in Chinese Language Course2015

    • 著者名/発表者名
      Shumei Chen, Jinhua She, Hiroyuki Kameda, and Sumio Ohno
    • 学会等名
      Proceedings of the Multidisciplinary Academic Conference on Education, Teaching and e-learning in Prague 2015 (MAC-ETeL 2015)
    • 発表場所
      Prague, Czech Republic
    • 年月日
      2015-08-07 – 2015-08-08
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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