研究課題/領域番号 |
26370643
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
桐村 亮 立命館大学, 経済学部, 准教授 (40584090)
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研究分担者 |
清水 裕子 立命館大学, 経済学部, 教授 (60216108)
吉村 征洋 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (90524471)
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 准教授 (30448378)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 英語教育 / 経済学部 / 目的意識 / 卒業生調査 |
研究実績の概要 |
2016年3月から4月にかけて、経済学部卒業3年後質問紙調査の2回目を実施し、データの分析、考察を行った。郵送による質問紙調査では十分な回収が見込めないとされる中で、今回は、192件の回答があり、回収率は25.2%(前回回収率15.4%)であった。結果の要点は以下のとおり。 ・過去1年間に少しでも仕事で英語を使用した者は44.6%であり、これは、日本版総合的社会調査(JGSS)で示された日本人成人の12.4%、就業者の18.4%と比べて際立って高い。また、仕事の中でも特に英語を使用する場面は、「顧客対応」、「情報収集」、「ビジネスeメールのやりとり」等であった。 ・現在英語を使用しているグループと使用していないグループに分けたとき、どちらも「英語力が仕事の幅を広げる」と認識しているものの、「今後の英語使用の必要性の実感」および「現在の英語学習の有無」などの項目では、現在英語を使用しているグループの方が有意に高かった。また、学習したいという意欲はあっても、その機会を得にくいという認識は両者に共通して高い。 ・学生時代に特に頑張って取り組むべきだと思うことと、実際に自分が頑張って取り組んだかどうかを尋ねた結果、特に「留学」と「英語学習」については、もっとやっておくべきだったという後悔の度合いが高かった。 これらの結果は、在学生が自身の英語学習の目的を考える上で必要な資料として、自由記述による卒業生の意見や個別インタビューの結果とともに提示できるものである。
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