研究課題/領域番号 |
26370648
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
三熊 祥文 広島工業大学, その他部局等, 教授 (10239212)
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研究分担者 |
岩井 千秋 広島市立大学, 国際学部, 教授 (60176526)
二五 義博 海上保安大学校(国際海洋政策研究センター), その他部局等, 教授 (60648658)
三宅 美鈴 広島国際大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50352034)
山中 英理子 広島国際大学, 保健医療学部, 准教授 (30280168)
吉本 和弘 県立広島大学, 人間文化学部, 准教授 (90210773)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | オーラル・プレゼンテーション / 学習論 / 指導法 / 英語学習 / 協働学習 / 祭 |
研究実績の概要 |
26年度は1)「文献研究に基づく理論基盤の構築」、2)「実証データの収集に必要なツールの開発」、3)「OPPイベントの実施」、4)「OPPイベントの報告書作成」という計画を立て、概ね実施することができた。1)に関しては、6/22(日)と9/13(土)に勉強会を実施し、OPPの実施計画の打ち合わせおよびスピーチコミュニケーション論と学習動機についての理論的研究を共同で行った。2)に関しては、1)の研究会の学習動機論に関する研究の成果をもとにデータ収集方法ツールとして26年度OPPで実施するアンケートを作成した。3)については12/14(日)に安田女子大学で第6回OPPを実施し、そこに至る準備過程とともに研究対象化した。4)については3/25に発行済みである。なお、研究代表者はOPPにつながる授業としてTEDのレシテーションを受講者全員に課し、その取り組みを論文としてまとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
英語による「オーラル・プレゼンテーション(Oral presentation) 」と「パフォーマン(performance)」のイベントに向けた協働学習の取組みについて、1)理論に基づく実証的検証、2)協働学習の意義の理論的裏付け、3)指導法の考察、が本プロジェクトの目的であるが、それに向けての初年度としては、このイベントを語るための理論的言語風土を確立できたことが1)と2)を概ね実現に向けて推進していると思われる。実践的土壌はすでに6年かけて熟成してきており、指導法も一定の完成度を持ちつつある。それを語るための理論的言語を得たことで、実証研究に向けてプロジェクトが順調に進展していると総括した。
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今後の研究の推進方策 |
初年度を概ね順調に進展させてきたことから、当初の研究計画に則ってプロジェクトを進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度はOPPを実施することと、それを対象とした研究方法の探求に専念したため、その成果の学会発表という形で成果を表すに至っていない。そのため学会参加のための出張に伴う旅費の出費が抑えられたことが未使用額が生じた理由である。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度OPPは成功裏に執り行われ、研究会の成果を反映させたパイロット的調査もOPPに対して実施されたので、次年度は学会発表が活発化する予定である。その学会発表に関する旅費等に充てる予定である。
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